北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)が毎年恒例のサンタクロース追跡サイトで、米空軍の戦闘機2機を従えて飛ぶサンタとトナカイの動画などを公開しました。
これに対し一部批判の声があるようです。
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CNNによると、問題の映像では、トナカイに引かれて空を飛ぶサンタのそりをはさむように戦闘機2機が飛行し、戦闘機が前に出てそりを先導する場面もあるとのこと。
さらに、サンタ追跡の「試験飛行」を管制するNORAD本部のドキュメンタリー風映像もあり、海上部隊は「必要とあればいかなるギフト救出作戦」も遂行すると報告、地上部隊からは「トナカイたちが着陸するすべての屋根の耐久性を確認」したと連絡が入るという内容。
NORAD広報によると、今年の動画はサンタを追跡していない時のNORADの活動も知ってもらう狙いで作成したとのこと。
しかし子ども相手の映像にこうした映像を差しはさむことを問題視する声もあるそうです。

NORADのサンタ追跡サイトは昨年、235カ国の2230万人が閲覧し、フェイスブックは1500万人の読者を獲得。
このプロジェクトが始まったのは1955年で、サンタに電話しようと呼びかけた新聞記事の電話番号が間違っていて、NORADの前身組織につながってしまったことがきっかけだったそうです。
現在はサイトのサンタ追跡情報提供に加えてスマートフォン用アプリも提供。
12月24日にはカナダと米国の兵士や民間のボランティア1250人が、メールや電話で子どもたちの問い合わせに答えているそうです。
経費はほぼ全額をスポンサー企業が負担しているとのこと。




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