韓国軍の合同参謀本部関係者は17日、記者会見を行い、南北軍事境界線に近い臨津江から北朝鮮に渡ろうとして射殺された男性(47)は日本に「政治難民」としての認定を申請していたが拒否され、強制退去処分を受けたと明らかにしたそうです。
他の国にも難民申請をしていたとのことです。
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男性は16日午後2時23分ごろ、臨津江から北朝鮮入りを図ったそうです。
当時、警戒に当たっていた兵士約30人が大隊長の指示で数百発の射撃を行ったとのこと。
男性は2発が当たり、死亡したことが確認された。

同関係者は「(兵士らが)通門(鉄柵)を開けて越境を試みた男性に近付き、口頭で3回にわたり戻るよう勧告したが、無視して臨津江に飛び込んだ」と説明した。「川幅が800メートルくらいあるため、浮遊物(発泡スチロールなど)を利用すると泳いで北に行ける緊迫した状況だった」と伝えた。その上で、「接敵地域で(軍の)統制に応じず、逃走する者に対しては射撃を行うことになっている」と強調した。

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