カタツムリの分泌液を使った韓国コスメが最近話題になっていましたが、生きたカタツムリを直接顔の上に這い回らせるという、ちょっと行き過ぎてしまったようなサービスが日本で開始されました。
サービスを提供するのは、エステ大手のシーズ・ラボ。
生きたカタツムリをそのまま顔に乗せてしまうというエステ「セレブエスカルゴコース」は、現在1日に1組だけに限定してサービスを提供しているということです。
<カタツムリが顔をはう!「日本初」の美容エステ AFP>
この動画について、どうしても気になることがあるので後ほど。
スタッフ「無農薬の野菜に一旦加熱処理をして…」
しっかりと安全なエサが与えられている箱入り娘(雌雄同体)ですね。
スタッフ「粘液の出方が多少事なったりとか…」
生き物なので、思ったように動かず誘導が難しいようです。これを行う意味が分からなくなります。
あれ?ちょっとこれはもしや…後ほど検証します。
見た目はアレですが、カタツムリ系の分泌液には、肌の修復作用があるとして、チリのエスカルゴ養殖業者のバスクナンさんが1995年に特許を取得し、1997年にエリシーナというケア化粧品を発売しました。
元祖カタツムリ化粧品ですね。
<ヘリックス・アスペルサの動画>
<セレブエスカルゴコース>
殻の表面がなめらかで、厚みが少なく平たい殻を持っていますね。
<エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ(Escargot de Bourgogne)>
いわゆる「エスカルゴ」。ボールのように厚みのある殻が特徴で、大きいものだと5.5cmにもなる大きめのカタツムリです。火を通すと、身が小さくなってしまいます。和名でリンゴマイマイと呼ばれています。
<プチ・グリ(Escargot petit gris)>
養殖の容易さから「エスカルゴ」の地位を奪いつつある量産型エスカルゴ。ボールのように丸みのある殻を持っており、3.5cm程度の大きさになる、やや小型のエスカルゴ。小さい割に食べられる部分が多いです。
<グロ・グリ(Escargot gros-gris)>
北アフリカから参戦した第三のエスカルゴ。上の2種と同じように、丸みのある殻が特徴的で、4.5cmほどのサイズに育ち食べごたえ十分です。
<ミスジマイマイ>Photo by elmikamino
日本人なら日常的に目にする、いわゆる「カタツムリ」。なめらかで薄い殻が特徴で、なんだか平たい。食用として食べられていたものの、巨大なアフリカマイマイを食用カタツムリとして輸入したことで、食用ポジションを奪われた形に。
先に触れた通り、エスカルゴと呼ばれるカタツムリは、植物防疫法によって輸入が制限されています。
そういうことをやっていいのは、ムツゴロウさんだけなので、お気を付け下さい。
ちなみに、カタツムリ農家というのはこんな所です。
温室だったり露地だったりと施設は様々ですが、畑のような感じでエスカルゴを養殖しています。
この中にエスカルゴさんが住んでいます。しかも無数に!
無数に住んでいるエスカルゴを収穫して箱詰めして出荷するので、その途中で洗えば、その洗った水が高価な化粧品になるという画期的なビジネスです。
農家と契約すれば、タダ同然で水が手に入るので、笑いが止まりませんね。
<危険閲覧注意!ムツゴロウさんの動画です>
サービスを提供するのは、エステ大手のシーズ・ラボ。
生きたカタツムリをそのまま顔に乗せてしまうというエステ「セレブエスカルゴコース」は、現在1日に1組だけに限定してサービスを提供しているということです。
<カタツムリが顔をはう!「日本初」の美容エステ AFP>
スタッフ「無農薬の野菜に一旦加熱処理をして…」
しっかりと安全なエサが与えられている箱入り娘(雌雄同体)ですね。
スタッフ「粘液の出方が多少事なったりとか…」
生き物なので、思ったように動かず誘導が難しいようです。これを行う意味が分からなくなります。
あれ?ちょっとこれはもしや…後ほど検証します。
見た目はアレですが、カタツムリ系の分泌液には、肌の修復作用があるとして、チリのエスカルゴ養殖業者のバスクナンさんが1995年に特許を取得し、1997年にエリシーナというケア化粧品を発売しました。
元祖カタツムリ化粧品ですね。
作業中の手のケガがやけに早く治るという養殖業者さんの体験から、あのネバネバ分泌液は、皮膚のないカタツムリの細胞を保護するだけでなく、殻を修復したり、殻を大きく成長させる作用があるだけでなく、人間のケガの修復促進にも効果があると分かったわけです。
粘液中に美容成分としてよく聞くコラーゲンなど、いくつかの成分も含まれ傷んだ肌のトリートメントを目的とした化粧品に適していたようですね。
ちなみに、そのエスカルゴ「プチ・グリ(ヘリックス・アスペルサ)」は、日本の植物防疫法で検疫有害動物として取り扱われ、日本への侵入を防止している農業上の有害なカタツムリです。
興味本位で輸入してみたり、庭で増やしたりしたらダメですよ。
もちろん、室内の飼育もアウトです。
植物防疫法第2章 国際植物検疫(輸入の禁止)第7条 何人も、次に掲げる物(以下「輸入禁止品」という。)を輸入入してはならない。ただし、試験研究の用その他農林水産省令で定める特別の用に供するため農林水産大臣の許可を受けた場合は、この限りでない。1.農林水産省令で定める地域から発送され、又は当該地域を経由した植物で、農林水産省令で定めるもの2.検疫有害動植物3.土又は土の付着する植物4.前各号に掲げる物の容器包装《改正》平11法1602 前項但書の許可を受けた場合には、同項の許可を受けたことを証する書面を添附して輸入しなければならない。3 第1項但書の許可には、輸入の方法、輸入後の管理方法その他必要な条件を附することができる。4 第1項第1号の農林水産省令を定める場合には、第5条の2第2項の規定を準用する。
<ヘリックス・アスペルサの動画>
そして、チリのエスカルゴ養殖業者のバスクナンさんの特許技術をもとに、何種類かの植物エキスを配合し韓国内で特許が認められた化粧品が、韓国コスメとして話題になっていました。
ちなみに、気になるカタツムリエキスの抽出方法なのですが、大量の養殖カタツムリを水洗いし、その水から成分を抽出するというものです。
潰したり絞ったりするわけではないので、色々と安心ですね。
Via alibaba.com
写真はイメージですが、こうしてたくさん集められたエスカルゴを水で洗うわけです。
写真はイメージですが、こうしてたくさん集められたエスカルゴを水で洗うわけです。
とは言うものの今回ナマモノを顔に置いてのエステです。
子供の頃に、手の上を這わせたりして遊んだ記憶もありますが、顔の上というのは、ちょっと抵抗感がありますね。
「セレブエスカルゴコース」についての説明で、このようにアナウンスされています。
日本初!本物のカタツムリをそのまま顔に
セレブエスカルゴコース!
近年話題となっており、特に韓国発信でブームになっているカタツムリコスメ。シーズ・ラボでは、このカタツムリエキスの細胞や傷修復作用に着目し、メディカルエステとしてトラブル肌に悩む最新コースを開発致しました。コースで使用する“エスカルゴエキス”は、スイスの地で、オーガニック食材を主食とし、医療データで証明されているカタツムリ種を使用。お肌に安全かつ効果的なものを採用しております。
エスカルゴパワーを存分に堪能できるような説明ですが、動画やサイトの写真で実際に顔に乗せているカタツムリに違和感があるのです。
動画の中で、「加熱処理をした野菜を…」と、エサのクリーンさをアピールしていますが、どうもエスカルゴに見えません。
ちょっと、写真で比較してみましょう。
ちょっと、写真で比較してみましょう。
<セレブエスカルゴコース>
殻の表面がなめらかで、厚みが少なく平たい殻を持っていますね。
<エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ(Escargot de Bourgogne)>
いわゆる「エスカルゴ」。ボールのように厚みのある殻が特徴で、大きいものだと5.5cmにもなる大きめのカタツムリです。火を通すと、身が小さくなってしまいます。和名でリンゴマイマイと呼ばれています。
<プチ・グリ(Escargot petit gris)>
養殖の容易さから「エスカルゴ」の地位を奪いつつある量産型エスカルゴ。ボールのように丸みのある殻を持っており、3.5cm程度の大きさになる、やや小型のエスカルゴ。小さい割に食べられる部分が多いです。
<グロ・グリ(Escargot gros-gris)>
北アフリカから参戦した第三のエスカルゴ。上の2種と同じように、丸みのある殻が特徴的で、4.5cmほどのサイズに育ち食べごたえ十分です。
<ミスジマイマイ>Photo by elmikamino
日本人なら日常的に目にする、いわゆる「カタツムリ」。なめらかで薄い殻が特徴で、なんだか平たい。食用として食べられていたものの、巨大なアフリカマイマイを食用カタツムリとして輸入したことで、食用ポジションを奪われた形に。
勝手な憶測だという前提ですが、見た目の特徴が日本国内に広く分布しているミスジマイマイにそっくりですね。
先に触れた通り、エスカルゴと呼ばれるカタツムリは、植物防疫法によって輸入が制限されています。
顔に乗せるカタツムリは、エスカルゴだなんて言ってないじゃないとか、フランス語で言ったらエスカルゴだからとかそういうことなのでしょうか?
エスカルゴ(フランス語でカタツムリ)の種類 ※食用のもの
エスカルゴ・ド・ブルゴーニュが、いわゆる「エスカルゴ」といわれるカタツムリですが、繁殖スポードの問題で個体数が減ってしまったため市場での数が少ない。
- エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ(Helix pomatia)4~5.5cm
- プチ・グリ(Helix aspersa)3~3.5cm
- グロ・グリ(Helix aspersa)4~4.5cm
今一番多く食べられているのが、プチ・グリ(ヘリックス・アスペルサ)で、繁殖が容易で、カタツムリ化粧品に使われています。この他、深刻な寄生虫感染の媒介として、異常な食欲と繁殖スピードで要注意外来生物に指定されているアフリカマイマイも食用として使われていますが、エスカルゴとは呼ばれません。
もし顔に乗せられるのが日本のカタツムリだとしたら、「スイスの地で、オーガニック食材を主食とし、医療データで証明されているカタツムリ種を使用。お肌に安全かつ効果的なものを採用しております。」という、安全なカタツムリではないのか、それともこれが医療データで証明されているカタツムリということになるのでしょうか?
どちらにしても、顔の上を這うのは、「エスカルゴ」では無さそうですね。
取材への返答があれば、追記したいと思いますが、一時的にでも自然界で暮らしたカタツムリやナメクジは、寄生虫がいたりしますので、ちょっと不安があります。
どちらにしても、顔の上を這うのは、「エスカルゴ」では無さそうですね。
取材への返答があれば、追記したいと思いますが、一時的にでも自然界で暮らしたカタツムリやナメクジは、寄生虫がいたりしますので、ちょっと不安があります。
自前で試す人は居ないと思いますが、屋外でカタツムリを捕獲してきて、生食したり、顔に乗せたりするのは、寄生虫や細菌の感染原因になるのでやめましょう。
カタツムリに数日間キレイな食事を与えたからといって、寄生虫はいなくなったりしませんので。
そういうことをやっていいのは、ムツゴロウさんだけなので、お気を付け下さい。
ちなみに、カタツムリ農家というのはこんな所です。
温室だったり露地だったりと施設は様々ですが、畑のような感じでエスカルゴを養殖しています。
この中にエスカルゴさんが住んでいます。しかも無数に!
無数に住んでいるエスカルゴを収穫して箱詰めして出荷するので、その途中で洗えば、その洗った水が高価な化粧品になるという画期的なビジネスです。
農家と契約すれば、タダ同然で水が手に入るので、笑いが止まりませんね。
<危険閲覧注意!ムツゴロウさんの動画です>
ムツゴロウさん被害にあったのは、恐らくこの子です。
出来る人も居ないと思いますが、真似したらダメです。
<黒いナメクジの食事 Black Slug eat grass>
出来る人も居ないと思いますが、真似したらダメです。
<黒いナメクジの食事 Black Slug eat grass>
※黒ナメクジ、ブラックスラグ(Black Slug)
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