16日に日本で「嫌韓デモ」が行われたことをめぐり、中国国営の新華社通信は18日「かつてのナチスのユダヤ人攻撃を思い起こさせる」と強く非難したと、朝鮮日報が報じています。
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朝鮮日報によると、新華社通信は「日本は『正常な国家』から次第に遠ざかり」という題名のコラムで、日本人数百人が軍国主義時代の軍歌を歌いながら「反韓・嫌韓デモ」を行ったことを取り上げたとのこと。
また「1938年にドイツとオーストリアのナチス勢力がユダヤ人の家や商店に火を付け攻撃した『水晶の夜(Kristallnacht)』事件を連想させる」と報じているそうです。
ナチス勢力は当時、ドイツ国内にあるユダヤ人商店数万店を襲い略奪、ユダヤ教教会約250カ所に火を付け、商店のガラスの破片が水晶のように月明かりに照らされたことから「水晶の夜」という名前がついたとされるとのこと。

新華社通信は「第2次世界大戦を経て、世界のほとんどの国では人種憎悪や民族蔑視を扇動する行為が犯罪と考えられているが、安倍政権は見て見ぬふりをし、成り行きに任せている。このような態度で、どうやって国際社会に日本を『正常な国家』として扱わせることができようか」「正常な国家なら他国の領土を侵略した史実を否定することはなく、民族憎悪を扇動するデモも許さないはずだ。歴史歪曲という誤った方向に国民を導くこともないだろう」としていた上、「安倍政権で嫌韓デモのような正常でない行動が発生するのは軍国主義復活と関連している。だが、これは第2次世界大戦後の国際秩序に対する重大な挑戦だ」としているそうです。




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