将来行われる火星への有人ミッションの宇宙飛行士は、火星での滞在時間を除く往復の道中だけで、生涯被ばく量の上限に達する放射線にさらされる可能性が高いという調査報告が30日、米科学誌サイエンスに発表されたと、AFPBB Newsが報じています。
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この報告は、米航空宇宙局(NASA)の無人火星探査機「マーズ・サイエンス・ラボラトリー」の機内で測定された放射線量を基にしたものだそう。
MSLは2011年に打ち上げられ、253日後の2012年8月に火星に着陸したとのことです。

サウスウェスト研究所宇宙科学工学部門の主任科学者、ケーリー・ザイトリン氏によると、火星への旅で受ける蓄積線量は「全身CTスキャンを5~6日に1回受け続ける程度」になるとのことで「われわれが測定したレベルの放射線被ばくは、NASAなどの宇宙機関が規定する職務上の上限値ぎりぎりで、それを超える可能性もある」とのこと。
同氏は、火星への有人飛行を実施する前に、がん発症の可能性など、宇宙放射線の被ばくに関連する実際の健康リスクを判定するための調査研究を行う必要があると述べているそうです。


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