政府の宇宙政策委員会は、H-2Aの後継となる大型ロケット「H-3(仮称)」の開発に乗り出すとした専門部会の方針を了承し、開発を正式決定したと、msn産経ニュースが報じています。

H-3は平成26年度の概算要求に設計費の一部を盛り込み、32年度の打ち上げを目指すとのことです。

大型ロケットの開発着手は平成8年以来で、これまでロケット開発は宇宙航空研究開発機構(JAXA)が担ってきましたが、H-3では三菱重工業が中心的な役割を務めるとのこと。
民間のコスト意識を取り入れ、打ち上げ費が100億円程度と割高なH-2Aよりも低減し、国際競争力を高めるのが狙いだそう。
JAXAと三菱重工の役割分担は今後詰めるそうです。

H-3では開発費が上がりすぎない仕組みを導入。
節目で進行を評価し、開発を続けるか決めるそう。
効率を高めるためエンジンなどの国際共同開発も検討するとのことです。

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