安倍首相が国会で村山談話に関する質問に対して「侵略という定義は学界的にも国際的にも定まっていない。国と国の関係でどちらから見るかにおいて違う」と答えたと、中央日報が社説にて報じています。
中央日報によると、安倍首相の発言は、日本の朝鮮半島植民地支配について、日本の視点では侵略でないという意味と聞こえるとのこと。
安倍首相のこの発言は、70%を超える支持率により安倍首相が分別力を失ったためではないかと分析しています。

また、安倍首相が国会で「安倍内閣として村山談話をそのまま継承するわけにはいかない。戦後70年を迎える段階(2015年)でアジアに向けて新しい談話を出そうと思う」と明らかにした伝え、これは歴史認識の後退方針を予告したとみられる、ともしています。

さらに、麻生副総理兼財務相が2月に朴槿恵大統領就任式に祝賀特使として出席した際に、南北戦争に対する見方が今でも南部と北部では大きな差があるのだから、異なる国の間ではなおさらだという旨の発言をしたことについても触れ、これを詭弁だと一蹴しています。


中央日報は安倍首相や麻生副総理兼財務相の発言について怒りを抑えられないようですが、ぶっちゃけごく当たり前のことを言っているようにしか見えません。


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